私的 中村文則ランキング 2015 【8位~1位】
[20150905]









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8位 悪と仮面のルール

殺人という行為の強い否定、というメッセージはどの作品でも一貫しており
今作ではしかし、それでもどうしようもない状況、どうしようもなさが切ない








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7位 何もかも憂鬱な夜に

まるで実際に人を殺した事があるかのような表現が凄いと思った
虐待こそが全ての元凶のように思えてくる
死刑制度の是非に考えさせられる

・・・考えさせられるだけで俺の人生になんの影響も及ぼさないんだけど
そんな事言ったら読書なんてできないので









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6位 遮光

死んだ恋人の指を切り離して持ち歩く主人公の狂気の物語
インモラルなものを持ち歩く、という構成はデビュー作と同じであるが
そのシンプルさが面白かった
電車の中で瓶を落とすシーンは最高
少しオチが弱いか








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5位 掏摸

この作品で初めて中村文則という作家を知った
スリを生業にする男の話というのがまず新鮮で面白かった
終盤の無茶ぶり依頼の切りぬけ方も見事。
えっ?そこで終わるのというラストも考えてみればこれ以上の終わり方はない















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4位 あなたが消えた夜に

著者初の刑事小説。 もちろん主人公は幼少期のトラウマからの歪みを抱えており(なにがもちろんだよw)
でもそこはさほど重要ではなく事件の真相がとにかく凄まじかった。
殺す理由が切ない









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3位 去年の冬、きみと別れ

静謐な狂気。
読んでいる途中で「ああ、こうゆう流れね」と看破することは不可能であろう
本筋とあまり関係ない人形師のくだりがすごく面白かった

本物を殺せと囁くようになり、殺すとより美しさを増すってゆうのが凄いなって











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2位  迷宮

「誰にも触れられてはいけないよ。汚れてしまうからね」

普通、小説で密室殺人とか言われても真相は「へー」みたいなリアクションしかとれないものがほとんどだけど
これはそれに至るまでの動機が狂気に満ち満ちていてすごく面白かった
美しさ故に狂っていくところが良かった

「これは完全なる密室なんですよ!」って煽って煽って、尻すぼみにならなかったのはすごい











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1位 銃

偶然見つけた死体の懐から拳銃を拾った大学生の話。
拳銃の魅力そのものに取り付かれていき・・・・・

中村作品はラストがふんわり終わる事が多いんだけど、
これは最初から最後の一行まで読むテンションが下がらなかった。

デビュー作にして最高傑作。



やはりこの人の話は主人公が幼少期に虐待を受けて云々・・・系よりも
スリみたいな犯罪、ピカレスクもの系、
または狂気的事件のインパクト系の方が面白い

そういった意味では連載中の「その先の道に消える」も恋人の殺人をもみ消そうとする刑事の話だからけっこう期待できそう

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2015-09-05(Sat) 23:34 | TB(0) | コメント(0) | 編集 |

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